亜鉛めっき・黒染め

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亜鉛めっき・黒染め とは

亜鉛めっき説明1
 機械部品・治工具部品・その他防錆品 
①光沢クロメート(3価)
②黄色クロメート
③黒クロメート
耐食性・色による識別等
亜鉛めっき説明2
黒染め
耐食性・色による識別等



亜鉛めっきは、亜鉛めっき皮膜によって鉄鋼の「防錆、防食」を目的とした表面処理の代表的なものです。
亜鉛めっき単体では、外観はあまり優れていません。
しかし亜鉛めっき後、クロメート処理をすることで亜鉛表面の耐食性が増し、美観も備わった耐食性を向上することが出来ます。


光沢クロメート(3価)、有色クロメート、黒クロメート

代表的な鉄鋼の防錆めっき法として広範囲な分野で活用されています。
鉄の防食に極めて効果的であることに加え、めっき浴及びクロメート処理の進歩によって外観性能も向上し、装飾的用途でも高い評価を得ています。
弊社では、環境問題に対応して、光沢クロメートを3価クロムメートに変換しました。


黒染め(アルカリ浴による黒色酸化処理)

鉄鋼製品に用いられる化成処理の一種で、読んで字のごとく鉄製品を濃厚NaOH溶液に浸漬することで、黒色の外観を付与し、主に、黒色の外観と防食に用いられます。
原理は、鉄の酸化第二鉄が、濃厚なNaOHに溶解して、鉄酸ナトリウムになります。
これが同時生成の水素ガスにより一部還元されて第一鉄になり、第二鉄の混合酸化鉄(Fe3O4)ができて黒色系に着色します。

  
用途 防錆
取扱商品 機械部品・治工具部品・シャフトなど
最大加工サイズ 1400 × 1000 × 400
最大重量 1t
材質 鉄、鋳鉄/td>
ベーキング 191°C、1~5h
検査 外観、膜厚、公差寸法、成績書の発行可

亜鉛めっきの特徴

① 亜鉛めっきは、機械加工された比較的複雑な形状の素材にも、ほぼ均一な厚さでめっきすることができる。
② 亜鉛めっきは、中性の環境では不動態領域が存在し耐食性が良好で、pH8~12の領域における腐食が特に少なく、大気中の腐食速度は鉄の約1/100と極めて遅い。
③ 亜鉛めっきは、鉄に対する犠牲的防食作用が強いために、めっき面に傷がつき鉄面が一部露出しても防錆する。

後処理としてのクロメート皮膜が亜鉛の白さび発生を長期間防ぐため、①~③との相乗効果により、他の防錆処理に比べてその防錆効果は遥かに優れたものとなります。
めっき後の二次加工性に優れます。

亜鉛めっきの処理工程

お客様の目的・ご要望に応じて、いくつもある亜鉛めっきの中から最適な処理を選定し、表面処理を行います。

亜鉛めっきの処理工程

各種クロメート処理の概要

後処理の種類
(亜鉛膜厚約8µm)
外観色調 使用条件・目的 赤サビ発生までの時間
光沢クロメート 青~青銀白色 美観はあるが、耐食性は比較的弱い 240時間前後
有色クロメート 黄金色または虹色 耐食性を重視した部品 800時間前後
黒色クロメート 黒色 耐食性を重視した部品で、耐候性にもすぐれる 1000時間前後
緑色クロメート オリーブ色 苛酷な腐食環境で使用される部品 1500時間前後


亜鉛めっきの処理方法は、めっきを施す製品や目的、単価に応じた処理を選定する必要があります。

亜鉛めっきの事なら中日クラフトにお任せ下さい!



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