亜鉛めっきは、亜鉛めっき皮膜によって鉄鋼の「防錆、防食」を目的とした表面処理の代表的なものです。
亜鉛めっき単体では、外観はあまり優れていません。
しかし亜鉛めっき後、クロメート処理をすることで亜鉛表面の耐食性が増し、美観も備わった耐食性を向上することが出来ます。
代表的な鉄鋼の防錆めっき法として広範囲な分野で活用されています。
鉄の防食に極めて効果的であることに加え、めっき浴及びクロメート処理の進歩によって外観性能も向上し、装飾的用途でも高い評価を得ています。
弊社では、環境問題に対応して、光沢クロメートを3価クロムメートに変換しました。
鉄鋼製品に用いられる化成処理の一種で、読んで字のごとく鉄製品を濃厚NaOH溶液に浸漬することで、黒色の外観を付与し、主に、黒色の外観と防食に用いられます。
原理は、鉄の酸化第二鉄が、濃厚なNaOHに溶解して、鉄酸ナトリウムになります。
これが同時生成の水素ガスにより一部還元されて第一鉄になり、第二鉄の混合酸化鉄(Fe3O4)ができて黒色系に着色します。
用途 | 防錆 |
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取扱商品 | 機械部品・治工具部品・シャフトなど |
最大加工サイズ | 1400 × 1000 × 400 |
最大重量 | 1t |
材質 | 鉄、鋳鉄/td> |
ベーキング | 191°C、1~5h |
検査 | 外観、膜厚、公差寸法、成績書の発行可 |
後処理の種類 (亜鉛膜厚約8µm) |
外観色調 | 使用条件・目的 | 赤サビ発生までの時間 |
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光沢クロメート | 青~青銀白色 | 美観はあるが、耐食性は比較的弱い | 240時間前後 |
有色クロメート | 黄金色または虹色 | 耐食性を重視した部品 | 800時間前後 |
黒色クロメート | 黒色 | 耐食性を重視した部品で、耐候性にもすぐれる | 1000時間前後 |
緑色クロメート | オリーブ色 | 苛酷な腐食環境で使用される部品 | 1500時間前後 |
亜鉛めっきの処理方法は、めっきを施す製品や目的、単価に応じた処理を選定する必要があります。
亜鉛めっきの事なら中日クラフトにお任せ下さい!